お酢と黒酢

美容やダイエット、そして健康食品として、今や定番になったお酢ですが、 お酢にもいろんな種類があります。

お酢というのは、基本的にはアルコールを酢酸菌というもので酢酸発酵して作るものです。

一般的に使われているお酢は「米酢」で、 これは蒸米のデンプンを糖分に分解するために麹カビを付けます。

これに酵母を加えて、その力でアルコールに変えて酒を作り、 さらに酢酸菌を加えて酢酸発酵させます。

そして、熟成させたあとに酸度を調整して、熱を加えて出来上がるのがお酢です。 主成分は酢酸のですが、他にアミノ酸や糖分なども含まれています。

黒酢というのは、壺の中で1年以上寝かせて、発酵熟成させたお酢です。 熟成期間が長いと、アミノ酸の量が増えます。

アミノ酸とクエン酸

黒酢には米酢など他のお酢よりも、必須アミノ酸やクエン酸が非常に多く含まれています。

人間というのは、そのほとんどがタンパク質で出来ていますが、 そのタンパク質を構成しているのがアミノ酸です。

人間の体で生成されるのは11種類で「非必須アミノ酸」と言い、 人間の体で生成出来ない9種類が「必須アミノ酸」と言います。

この「必須アミノ酸」や「クエン酸」は、 ダイエットに必要不可欠と言われている成分です。

これらの成分を摂るだけで脂肪燃焼率がアップするので、 特別な運動をしなくても脂肪を燃焼することが出来るのです。

黒酢の効果と効能

①ダイエット効果

黒酢には、体内では生成することが出来ない、リジン、アラニン、フェニールアラニン、 アルギニン、バリン、グリシン、ロイシン、メチオニン、ヒスチジン必須アミノ酸も含まれています。

これらのアミノ酸には、脂肪燃焼に加えて、脂肪の吸収を抑える働きがあり、 ダイエット効果が期待されます。

②アンチエイジング効果

また黒酢には、血管を柔らかくして血行を促進したり、血液をさらさらにする働きがあります。

血行が促進されれば、新陳代謝が活発になるので細胞の入れ替わりがスムーズに行われます。

③血行促進効果

黒酢の効果は、血液をサラサラにする「赤血球変形能」を改善してくれます。

動脈硬化や高血圧、血圧の正常化、 コレステロールや中性脂肪を減らす効果が期待されます。