アミノ酸という言葉はよく耳にすると思いますが、 アミノ酸はタンパク質という形で体内に摂取されます。
タンパク質が体内に取り込まれると、 胃酸や胆汁によって消化分解されて、アミノ酸になるのです。
一度分解されてアミノ酸という形になっても、 そのほとんどはまたタンパク質と再結合して、新陳代謝の促進に使われます。
そして、タンパク質にならなかったアミノ酸が、 体のいろんな部位に送られることで、そのほかの健康機能の活性化に役立つのです。
タンパク質に結合されなかったアミノ酸の効果は、いろいろなものがあります。
まず代表的なのが、成長の促進です。
アミノ酸は新陳代謝を促進する効果があるので、新しい細胞を作り出してくれます。
アミノ酸にはいろんな種類がありますが、 中でも成長に欠かせないのがアルギニンというアミノ酸です。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を助ける効果があり、 免疫力のアップや筋肉強化に繋がる効果があります。
これは美容にも関係するのですが、 保湿成分やコラーゲンの生成も促進して、若々しい体を作ることにも役立ちます。
また、肝機能の向上という部分にも大きな効果を発揮します。
肝臓は、体内の老廃物を排出する機能や、エネルギー源となるグリコーゲンの貯蔵、 吸収した栄養分を全身に送る代謝機能などを持っています。
つまり、生命維持活動に欠かせない働きをするのですが、 この肝臓の働きをサポートするのがアミノ酸です。
運動による疲労の回復にも効果があるので、 とにかく健康な体作りには欠かせないのがアミノ酸なのです。